パピークラスで行う内容
パピークラスではワンちゃんに様々な経験をしていただきます。
パピークラスで行う内容を一部ご紹介します。
子犬の時期に大切なこと
子犬の社会化って何?
子犬は、人間社会で生きていくために初めてのことをたくさん経験します。 知らない人に会ったり、足ふきをしたり、トイレを覚えたりと言ったことが、子犬にとっては初体験になります。 それが、良いことなのか、悪いことなのかを子犬は判別し、その後の行動に大きな影響を与えます。 |
社会化期(3 ー 12 週齢)の子犬は、とても感受性が強く様々なことを受け入れることができます。 この時期に様々な体験をし、良い経験をしておけば、後に知らない人や様々な状況に遭遇した時にも、ストレスなく、フレンドリーに過ごすことができます。 これが、子犬の社会化です。 逆に、この時期に知らない人や動物、初めての状況に会わず、良い経験をしていないワンちゃんは、人や他のワンちゃんに臆病になってしまいます。 このようなワンちゃんは、人や他のワンちゃん、物音など様々な状況に対して不安や恐怖は強く、無駄吠えや威嚇、甘咬みなどの問題行動をおこしてしまう可能性が高くなります。 そうならないために、子犬の社会科はとても大切です。 将来、明るく穏やかでフレンドリーなワンちゃんになるように、 子犬のうちから社会化をしてあげましょう。 |
子犬のニーズ
ワンちゃんに必要なことは?
バランスのとれた食事
総合栄養食でバランスのとれた食事を与えましょう。
食事を使ってしつけをしましょう。
人間は食事を奪う存在ではないことを教えてあげましょう。
適切なメディカルケア
病気の予防(混合ワクチン・狂犬病ワクチン・フィラリア予防・ノミマダニ予防など)をしましょう。
日常ケアをしましょう。
メディカルケアを快く受け入れてくれるようにしましょう。
安心して眠れる場所
家に来たばかりの時は、不安でいっぱいです。
まずは安心しさせてあげましょう。
社会的刺激
人・犬とのふれあいでフレンドリーな子に育てましょう。
◆散歩などの適度な運動
社会化や気分転換になります。
ご近所にあいさつは忘れずに、排泄はおうちですませてからにしましょう。
◆本能を満足させる遊び
犬同士・仲間とのコミュニケーション
人との遊び・ルールを学ばせましょう。
興奮を押さえましょう。
人を咬んではいけないことを教えましょう。
トイレのしつけ
子犬は新しい環境でどこがトイレなのかわかりません。
失敗するのは当たり前!くらいな気持ちでおおらかに構えましょう。
トイレトレーニング
point1 トイレが成功しやすい環境を整える
・子犬がアプローチしやすい場所にトイレをおきましょう。
・失敗しそうなマットなどは片付けましょう。
point2 子犬をよく観察し、トイレのタイミングをみつける
・子犬が排泄しそうなしぐさをみつけましょう。
・いつ、どんな時に排泄をするのかタイミングをみつけましょう。
・朝起きた時、食事や水を飲んだあと、遊んだあとなどは排泄するタイミングなので、トイレに連れていきましょう。
・朝起きたときは必ず排泄をするタイミングなので、必ずトイレに連れていきましょう!
point3 排泄しそうなタイミングでトイレに連れて行く。
上手にできたらすぐにほめ、ごほうびをあげましょう!
失敗してしまったら・・・
叱らず、騒がず、静かに排泄物を片付けます。
怒ってしまうと、子犬は排泄したことを怒られていると思い、隠れてトイレをするようになります。絶対にしないでくださいね。
誘導
手の動きによって犬を動かすことを誘導といいます。
手の動きによって、フセなどのトリックを教えたり、
犬を行かせたい方向に動かすことができるようになります。
手についていくといいことがある!とワンちゃんに思ってもらいましょう!
「誘導」の練習
ステップ1
ご褒美を犬の鼻先につけ、手についてきたら、褒めてご褒美。
ステップ2
ご褒美を手ににぎり、犬に見えないようして、手についてきたら、褒めてご褒美。
ご褒美を | にぎる | ついてくる | ご褒美 |
ステップ3
ご褒美を両手ににぎり、犬がついてきたら褒めて、もう片方の手からご褒美。
ステップ4
ご褒美をポケットにいれ、ご褒美を持たず、手についてきたら褒めてポケットからご褒美。
だんだんと手からごほうびをなくしていくようにしましょう!
甘噛み
成犬になると乳歯から永久歯に生え変わり、顎の力もしっかりし、噛む力も強くなります。子犬の頃に激しい甘咬みをしていると、成犬になっても咬むという行動はなくならず、飼い主さんは咬まれてしまって大怪我をしてしまう可能性があります。
そうならないためにも、子犬のうちにしっかり甘咬みを対処していきましょう。
甘咬み対処のポイント
1.おもちゃをつかって十分に遊ぶ
2.犬の顔を前から触らない。触りすぎない。
3.手を咬まれたら部屋から出ていく。
甘咬み対処は家族全員が咬まれたら必ず行うことがとても大切です。
家族全員で協力してやっていきましょう!
1週間続けても甘咬みが減らない場合は早めにご相談ください。
いたずら対策
子犬は目新しい物を見つけると、匂いを嗅いだり、舐めたり、口に入れたりして確認します。この行動がしばしばお家のものをボロボロにしてしまう破壊行動になります。
しかし、これは犬にとって自然の行動で、やめさせることはできません。適切な対処をして、いたずらを予防しましょう!
いたずら対処の3つのポイント
point1 毎日噛んでよいものを与える。
ごはんをコングなどのおもちゃを使ってあげましょう。
point2 犬の届くところに噛んでほしくない物は一切置かない。
移動できない物はビターアップルスプレー(噛み癖矯正スプレー)などをかけましょう。
point3 お散歩や遊びなどでエネルギーを発散する!
また、子犬が口にしている物を取り上げないことも大切です。
あわせて、『ちょうだい』の練習をしていきましう。
まずは、噛まれて困る物は子犬の届かないところに片付けましょう!
ちょうだい
犬が噛んではいけないものを噛んでいたらどうしますか?
そんな時、ちょうだいができれば、噛んでいるものを返してもらうことができます。さあ、練習してみましょう!
「ちょうだい」の練習
ステップ1
コングなどのあまり興味のないものを手に持ち、犬に噛ませる。(この時、コングは手に持ったまま)
ちょうだいと言い、コングをもらったら、褒めて、ご褒美をあげる。
その後、コングをすぐに返す。
噛ませる | ちょうだい | ご褒美 | すぐに返す |
ステップ2
コングを手で持っているのをやめ、犬に渡してしまう。
ステップ3
コングを犬に渡し、その場から離れる。
戻ってきて、ちょうだいをする。
できるようになったら、コングからガムなどの興味の強いものに替えて、同じようにステップ1からやっていきます。
ポイントは、ご褒美を後ろに隠して、決して犬に見せないことです!
見せてしまうと、ご褒美を食べたいために噛んでいるものを飲み込んでしまうので、気をつけて練習してくださいね。