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不正咬合


うさぎの歯は 切歯が上顎4本、下顎に2本あり、臼歯は上顎6対、下顎5対、全部で28本あります。

これらすべての歯は伸び続けますが、咬み合わせが正常であれば噛む動作によって歯が摩耗して適度な長さが保たれます。

 

しかし何らかの理由で、歯の咬み合わせが悪くなると、歯が異常な方向に伸び口腔を傷つけたり、痛みなどからうまく食事をとることが出来ないといったトラブルが発生します。

このような、歯が異常に伸びた病態を「不正咬合」と呼びます。

 


発生の原因

・遺伝的要因

・外傷(ケージをかむ、どこかにぶつかる、落下 他)

・食事内容(草が少ない)

 

等があげられます。

歯以外の症状が発生したことにより、歯の疾患が発見されることも多いです。

 


治療

不正咬合による歯の過長がみられる場合には、定期的な歯の切断を治療として行います。

それに伴って発生した症状に対しては対症療法・追加検査を行う等、必要と思われる処置を行います。

 



予防

ケージをかじる習慣をつけさせないこと。

抱っこの練習を普段から行い、落下事故を防止しましょう。

また、歯科疾患は治療以上にうさぎの歯に適した食生活を心がけることで予防することが重要です。

チモシーなど、乾草をメインに食べる習慣をつけましょう。


正常な歯
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