膵炎
膵炎とは、血糖値のコントロールと栄養分の消化を担当している膵臓(すいぞう)という臓器に炎症が発生した状態のことです。
膵炎の症状はわかりづらいものが多く、見落とされやすい病気です。
放っておくと重症化してしまうため、早期発見・早期治療が大切です。

膵炎のセルフチェック
□ 食欲がない
□ 吐くことが増えた
□ 痩せてきている
□ 下痢をするようになった
□ 黄疸がある
□ 白い便をすることがある
□ ぐったりしている、元気がない
いち早く異変に気付くためにも当院では定期的な健康チェックをお勧めしています。
急性膵炎と慢性膵炎
膵炎には突然炎症を引き起こす「急性膵炎」と、長い間炎症が続く「慢性膵炎」があります。
急性膵炎は強い嘔吐や下痢などがみられます。
早期に治療を行えば膵臓の機能も回復していきますが、対応が遅れてしまうと全身に炎症が広がり命に関わります。
一方で慢性膵炎は症状がわかりにくく発見がさらに遅れ慢性化しがちです。
また、糖尿病や胆管炎、腸炎などを併発し重篤化することもあります。